私の足は26.5cmではなかった。

2026.08.21
  • つぶやき

私はずっと、自分の靴のサイズは26.5cmだと思っていた。

特に根拠があったわけではない。

これまでいろんなメーカーの靴を履いてきて、だいたい26.5cmでちょうどよかった。

だから僕の中では、

「自分の足=26.5cm」

だった。

ところが最近、某アメリカメーカーのランニングシューズで長時間走ると、膝に少し違和感が出るようになった。

そこでアシックスのお店に行って、靴を見てもらうことにした。

店員さんから勧められたサイズは、

「26.0cm、4E」。

いやいや。

26.0?

私、26.5なんだけど。

正直、一瞬「この店員さん大丈夫?」と思った。

これまで何足も靴を買ってきた。

メーカーが変わっても、だいたい26.5cm。

だから、店員さんから「26.0cm」と言われただけだったら、おそらく僕はその靴を買っていなかったと思う。

でも、そのお店には足を3Dで計測する機械があった。

実際に測ってみると、どうやら26.0cmで、しかも僕の足は幅が広いらしい。

半信半疑のまま26.0cmの4Eを履いてみた。

「これ、本当に26.0?」

窮屈じゃない。

むしろ、かなりしっくりくる。

その靴を買って、実際に走ってみた。

快適だった。

そして、それまで感じていた膝の違和感も出なかった。

このとき、ふと思った。

人間の「思い込み」って、結構強い。

私の場合は、

「今まで26.5cmで問題なかった」

という経験があった。

一度や二度ではない。

何度も26.5cmの靴を買ってきた。

だから「自分の足は26.5cm」ということを、いつの間にか疑わなくなっていた。

考えてみれば、仕事でも同じようなことはよくある。

Webサイトを見て、

「このページは結構見られているだろう」

と思ってGoogle Analyticsを確認すると、全然見られていなかったりする。

逆に、

「ここはあまり見られていないだろうな」

と思っていたところが、意外と見られていることもある。

技術もそうだ。

「これが一番いい方法だ」

と思って使っていたものが、新しい技術の登場によって、いつの間にか古いやり方になっていることもある。

もちろん、経験則は大事だと思う。

経験を積むからこそ、毎回すべてを一から調べなくても、「たぶんこうだろう」と判断できるようになる。

仕事をするうえでも、経験則には何度も助けられてきた。

だから、経験則を捨てた方がいいとは思わない。

ただ、

経験則は、正解とは限らない。

それくらいの距離感で持っておくのが、ちょうどいいのかもしれない。

「自分はこうだから」

「今までもこうだったから」

「これが一番いい方法だから」

そう思ったときに、たまには本当にそうなのか確かめてみる。

違っていたら、更新すればいい。

私の靴のサイズが、26.5cmから26.0cmになったように。

さて。

僕にはほかに、どんな思い込みがあるんだろう。

たぶん、自分では気づいていないから「思い込み」なんだと思う。

みなさんにも、

「ずっとそうだと思っていたけど、実は違った」

そんなこと、ありませんか?

P.S. そして次の日、Amazonで同じ靴の色違いを購入した。

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