かっこいいおじさんになりたい。

2026.08.21
  • つぶやき

最近、YouTubeでTHE FIRST TAKEをよく見る。

FLOW、nobodyknows+、ORANGE RANGE。

僕が青春真っ只中だった頃によく聴いていたアーティストたちが、次々と出てくる。

久しぶりに見る彼らを見て、最初に思う。

「ああ、老けたなぁ」

もちろん自分も同じだけ歳を取っているので、人のことは言えない。

声も、立ち振る舞いも、昔とは少し違う。

でも、不思議とかっこいい。

若い頃のような尖った感じではない。

メンバー同士で話している姿も柔らかい。

「この人たち、こんなに楽しそうに話すんだ」

と思った。

なんというか、同窓会が開催される居酒屋で、まだ誰もお酒を飲んでいないときの雰囲気に似ている。

久しぶりに集まった仲間たちが、ちょっと照れくさそうに、それでも楽しそうに話している。

そんな感じ。

もちろん、カメラと編集がつくり出した幻想なのかもしれない。

それでも、かっこいい。

なんでだろう。

たぶん、力が抜けているんだと思う。

若い頃の彼らには、若い頃のかっこよさがあった。

勢いがあって、尖っていて、前に出ていく。

今はそれとは違う。

いろいろやって、いろいろ経験して、そのうえで力が抜けている。

だから、かっこいいのかもしれない。

そう考えると、自分にも少し思い当たるところがある。

若い頃は、もっとガツガツしていた。

結果を出したかった。

何者かになれると思っていた。

今はもう、「何者かになりたい」という気持ちはあまりない。

「まぁ、いいんじゃない?」

と思うことも増えた。

良くも悪くも、諦められるようになった。

年齢的に、今からできることには限界もある。

昔だったら、それを「諦め」として悪いことのように考えていたかもしれない。

でも最近は、この諦めもそんなに悪くないんじゃないかと思っている。

何者かになろうと必死だった頃よりも、余計な力が抜けている。

むしろ、この状態の方がいい仕事ができるんじゃないか。

そんな気さえする。

だからといって、昔の自分に「そんなに頑張らなくていい」とは言いたくない。

もし、あの頃の自分に何か言うなら、

「がむしゃらでいいね。決して無駄にはならないよ」

と言うと思う。

結果を出したくて、何者かになりたくて、がむしゃらにやってきた。

その時間があったから、今は少し力を抜けるのかもしれない。

昔の自分が今の僕を見たらどう思うだろう。

少なくとも、ある程度はうらやましがるような日常を過ごせている気がする。

それなら、まぁ悪くない。

老いるのは嫌だ。

できれば老けたくない。

体型だって維持したい(笑)。

でも、歳を取ることも悪いことばかりではないのかもしれない。

FLOWやnobodyknows+、ORANGE RANGEを見て、

「懐かしいなぁ」

と思える。

この「懐かしい」という感情は、あの頃から今日まで自分が生きてきたから感じられるものだ。

10年、20年と時間を過ごしてきたから、昔の曲を聴いて、その頃の自分を思い出せる。

老けた彼らを見ながら、

「俺も歳を取ったなぁ」

と思う。

でも、その彼らはなんだか楽しそうで、なんだかかっこいい。

若い頃とは違う、力の抜けたかっこよさがある。

老いるのは、やっぱり嫌だ。

でも、どうせ老いるなら。

僕もこんな感じがいいなと思う。

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